NPO法人 もあなキッズ自然楽校

おやこ森のようちえん_2月1・2回まなびあい

February 16, 2018

おやこ森のようちえんは、月3回の会。ゆっくり季節を味わいます。

この週は、まなびあいの週になりました。
<木曜日チーム>2-3歳の木曜日チーム。
区役所で開かれた講演会に、みんなで行ってきました。
「こどもにとっての外遊びは?」と題された講演会、
NPO法人日本冒険あそび場づくり協会の天野秀昭さんの講演です。
http://bouken-asobiba.org/

翌週、外遊びをした後施設に戻って、講演の振り返りをしながら、
10月からの「おやこ森のようちえん」をふりかえるまなびあいを行いました。

 

 

 

「こどものやりたいと思ったことが遊び」
「こどもが好きでやっていることを、大人の価値観で停めちゃってる可能性があるね」
「せっかく連れてきたのに、せっかく買ってあげたのに、大人の意図を強いているかも」

「トイレやお箸、ワークなど、目に見える力にこだわり過ぎていたかも。早くできたらよかった、できないとだめだなと思って、親自身もつらくなる。でも、楽しいことを見つける力、ワクワクしたことに没頭する集中力、お友達との距離感のもちかたなど、目に見えない力を信じてあげたいな、伸ばしてあげたいなと思うようになった」


「わが子だからこそ、口を出したくなるし、責任も感じて辛くなってしまう。大人の側にこそ、お互い見守れる仲間・友達をもって、お互い子どもを交換こしてみるのもいいかも。妙に優しくなれたり、親では気づかなかったことに気付いてあげられたりもする。リフレッシュもできる!」

時間を超過してたくさんの話をしました。言葉でうまく表現できないね、という話もしました。でも、言葉にできなくても、行動がそれを示しています。この日の外遊び、室内での絵本タイムでも、こども達同士の関わり合いだけでなく、大人も、自分のこどもだけじゃなく、みんなと遊ぶ姿が自然とでてきました。こんなのあたりまえ?いやいや、なかなか難しいんです。大人もホッとしながら、今しかない時間を過ごしたいですね。

 

 

 

<火曜日チーム>0-1歳の火曜日チーム。
区役所の講演会に参加した人や、スタッフから、みんなと内容のシェアをすることからスタートして、10月からのおやこ森のようちえんの活動を振り返っていきました。

 

 

 

外遊びって、なにがいいの??本当のところはどうなの??
0-1歳のこどもは、外に出ても石を拾ったり、はっぱをちぎったり、動きが地味にみえます。
「寒い中、こどもと二人で外には出てみたものの、つまんないなぁ。意味あるのかなぁ。」
それでも、10月からのおやこ森のようちえんを振り返ってみると、地味な動きでも、お友達の刺激を受けて、季節の変化や月年齢の変化にあわせて、ぐんぐんできることも、表情も変わってきていることに気づきます。

「砂場でダイナミックに砂をかけたりしていると、ほかの大人の目が気になる。」
「まだ1歳になりたてなのに、他の子のおもちゃを触っただけで「かーしーてっていいなさい!」「ごめんなさいしなさい!」という親もいる。どうしたらいいんだろう??」
2-3歳とは違う悩みや思いがあります。
海外在住経験のあるご友人のいる方から、「海外では「子ども同士のすることだから仕方ないよねー」という雰囲気で子育てできていたのに、日本に戻ってきたらとにかく人目にビクビクしてる」というご友人の経験談を紹介いただきました。これにはみんな大きくうんうん。大人の在り方なのかな。大人も楽しんでこの時期を過ごしたいね。



 

 

こどもにとって、遊びは大切!ということが本当なのかどうか、室内遊びで没頭して遊ぶことと、外遊びは価値は違うのか…こんなこと、真剣に考えあうことってなかなかないですね。10月から一緒に外遊びを楽しんできたメンバーで語り合う機会は充実していました。こどもが創り出す遊びに優劣はない。みんなちがって、みんないい。それを感じるまなびあいになりました。