NPO法人 もあなキッズ自然楽校

横浜開催の「ちいさな映画祭in横浜」レポート

February 8, 2017

1月22日(日)、めーぷるキッズにて第1回「ちいさな映画祭in横浜」を開催しました。

横浜の第1回目の上映作品は「オキュパイ・ラブ」、そして「HAFU」の2本。

映画を見る前に、『この映画に期待すること』を黄色いハート型の紙に書いていただき、映画を見ながら気づいたことや共有したい気持ちをピンク色のハート形の紙に書いていただきました。
映画上映後に、参加者全員で模造紙に貼りながら、思いを共有していきました。学びが深まる充実した時間でした。


「資本主義」による経済的な利潤追求が極まった現代、世界各地で様々な問題をもたらしています。環境問題は解決するどころか、さらに深まり、社会問題は増える一方です。「オキュパイ・ラブ」は、2011年1月にエジプトで起きた大規模な反政府デモから、2011年に世界的に広がった市民革命。その様子を追ったドキュメンタリー映画です。
指導者ありきの抗議デモではなく、インターネットで個人が繋がる現代。ひとりひとりが自分自身の考え方を持ち、自分自身の考えに基づいて行動する時代だということを強く認識させられる映画でした。この映画は、6月の映画祭でも上映する予定です。


「HAFU(ハーフ)」は大磯での映画祭でも上映した映画。単一民族のように思われてきた島国日本では、今新生児の49人に1人が日本人と外国人との間に生まれているのが現実。ハーフの語源は、英語の「half-半分」にあり、半分外国人ということを意味していますが、日本で70年代に言われるようになったようですが、日本特有のいい方なのだそうです。
国際化が進む中、「ハーフ」は増え続けています。多くの「ハーフ」の方たちが、単一民族に慣れきっている日本社会の中で、日本文化的ではないものを排除するような応対を受けた経験をした・・・という証言がでてきます。
映画に出てくるひとりのハーフの方の「顔つきや文化的には日本と繋がっていると感じているが、コミュニティと繋がれない」という言葉が強く印象に残りました。


次回は2月25日(土)上映作品は「抱く~HUG~」「パワー・トゥ・ザ・ピープル」の2本上映します。
東日本大震災から6年、震災の時に感じた、これから子どもを育てていくことへのとてつもない不安、計画停電で感じたエネルギーの未来へのもやもやした気持ち・・・一緒に語り合う時間にしたいとおもっています。是非是非、お越しください。お待ちしております。


ご予約はこちらから
https://moanakids.org/moanafilm-yokohama/